Pip 1.5 + Virtualenv によるパッケージの管理
はじめに
プロジェクト毎に必要なパッケージの管理を Python でやるにはどうしたらいいかをまとめた。Ruby の Gem パッケージの管理ツール Bundler と似たような事ができる。MacOSX の Homebrew 環境で作業は行っているが、virtualenv 環境を構築してしまえば Linux 等でも同じはず。
virtualenv 環境の構築
まずは、virtualenv 環境を構築する。こっちのページを参照。
pip について
Python のパッケージ管理ツール。virtualenv 環境を構築すれば自動的にインストール済み。
既にインストールされているpipのバージョン < 1.5の場合、$ pip install -U pip
で1.5以上になるように更新しておく。
まず作業したいプロジェクト用の仮想環境を作る。
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あとは仮想環境下で以下のようなコマンドを実行して、必要なパッケージのインストール、管理を行う。
インストール済みのパッケージを確認
$ pip list
で確認できる。
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pypi からパッケージを検索
Python Package index(pypi)とは、Python 用のソフトウェアリポジトリ。 Ruby の RubyGems 、Perl の CPAN みたいなもの。
$ pip search SomePackage
で SomePackage を検索できる。
例:
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インストール
$ pip install PACKAGE_NAME
で PACKAGE_NAME を pypi から検索してインストールしてくれる。
例:
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開発版のインストール
開発版のパッケージをインストールしたい場合、以下のようにする。デフォルトで検索されるのは安定版のみ。
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ファイルからインストール
手元のファイルやネット上のファイル(圧縮したままでOK)からもインストール可能。
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リモートリポジトリからインストール
git リポジトリなどから直接パッケージをインストールすることも可能。
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ローカルミラーからインストール
ローカルのミラーからもインストール可能。
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proxy 環境下でのインストール
proxy 環境下の場合、
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で proxy を通してインストール可能。
アップグレード
インストール済みのパッケージをアップグレードする場合は以下のコマンドを実行する。
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更新可能なパッケージは
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で確認可能。
virtualenv環境の場合、
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でシステム(仮想環境ではない場所)にインストールされているものを除外して、 仮想環境上にインストールしたパッケージのみ表示できる。
アンインストール
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で指定したパッケージを削除できる。
freeze
現在インストールしてあるパッケージをテキストファイルに書き出して、後に一括インストールできるようにするためのコマンド。
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で書き出す。インストールする際は、
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でインストール可能。
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のように複数個のファイルも指定可能。
また、freezeで書きだしたファイルをまとめて削除することも可能。
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依存パッケージを1つのzipにまとめる
書き出し。
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別の環境でインストール。
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参考文献等
pipの使い方 (2014/1バージョン), そこはかとなく書くよん。