Vagrant とは

仮想的なマシンをインストールしたPC上に作成できる VirtualBox のフロントエンド。Ruby 製。ゲストOSのインストールや必要なソフトのインストール等、面倒くさい設定を省くことができ、いきなり目的の作業することができる。

VirtualBox のインストール

最初に Mac 版のVirtualBox の最新版をインストールしておく。

VirtualBox binaries

Vagrant のインストール

今回は最新版のV1.3.5をインストール Vagrant

boxファイルのダウンロードと追加

予め用意された仮想マシンのテンプレートをダウンロードしてくる。CentOSやUbuntu等のメジャーなLinux系のbox以外にも、OpenBSDなんかのboxもある。

http://www.vagrantbox.es/

他にもGithub等で検索すれば、多種多様なboxファイルをダウンロードできる。今回はCentOS 6.4 x86_64 Minimal (VirtualBox Guest Additions 4.2.16, Chef 11.6.4, Puppet 3.2.3)をインストールすることにする。

boxファイルの追加は以下のようにすればOK。下記のように。最後の部分にURLを指定すると自動的にダウンロードが開始されるが、boxファイルを事前にダウンロードしておいて、そのファイルのPathを指定してもOK。

$ vagrant box add ceontos6.4 http://developer.nrel.gov/downloads/vagrant-boxes/CentOS-6.4-x86_64-v20130731.box

仮想サーバーの起動

まず仮想マシン作成先に移動する。

$ mkdir ~/vagrant/centos6.4
$ cd ~/vagrant/centos6.4

下記のようにすれば、仮想マシンが作成されサーバーが起動する。

$ vagrant init ceontos6.4
$ vagrant up

次に下記のようにすると、起動したサーバーにsshで接続できる。

$ vagrant ssh

接続を切断する際はコンソールにexitと入力すればOK。シャットダウンする際は、下記のようにする。

$ vagrant halt

その他の Vagrant のコマンド

サスペンド

$ vagrant suspend

レジューム(サスペンド状態から復帰)

$ vagrant resume

追加済みのboxの一覧を表示

$ vagrant box list

boxの削除

$ vagrant box remove {box名}

仮想マシンの状況確認

$ vagrant status

仮想マシン削除

$ vagrant destroy

仮想マシンからboxを作成

$ vagrant package