はじめに

2013/09/28に行われたNDS33に参加してきました。今回はScalaのハンズオン+LTの構成。

Scala入学式

Scala で Hello, World から Twitter bot を作成するまでのハンズオン形式のセミナー。講師は猫型さん(@neko_gata_s)。

環境構築
テキスト

ScalaはJVMで動く強い静的型付き言語。Javaの資産も活用できる。

事前に Twitter API の consumer key, consumer secret, access token, access token secret を取得を取得し、Scala開発環境のセットアップを行うまでが入学試験(?)でした。 私はMacだったので、Scala と sbt は homebrew でインストールし、JDK や IntelliJ IDEA は公式からダウンロードし普通にインストール。 実はsbt-ideaのインストールがうまいこといってなかったのがハンズオン中に発覚。 build.sbtを ~/.sbt/plugins/build.sbt に置けと公式ページに書いてあったが、正しくは~/.sbt/0.13/plugins/build.sbtだった。

hello, world は無事出力され、次に文法周りの説明が。 ifが最後に評価された値を返すのが地味に便利だったり、強力なパターンマッチもある。また、map、flatMap、filterあたりの関数型っぽい操作を味わったり、それらの高階関数+Option型等を駆使することで、ぬるぽ回避を行う等なかなか興味深い手法も体験できた。

最後に Twitter bot の作成。ぬるぽをタイムラインに発見したら、ガッする bot 。 Java用の Twitter API ラッパの twitter4j を利用してサクッっと作成。 twitter4j 触ったの初めてだったけど、設計しっかりしてて触りやすそうなライブラリだった。

約5時間のハンズオンでしたが、Scala の魅力が十分伝わってくる良いハンズオンでした。 これから Java の移行先として盛り上がってきそうな雰囲気もあるので、今後が楽しみな言語です。

LTセッション

Scalaのハンズオンに続いてLTセッション。

ライントレースの話 (@okashoi)

ETロボコンのお話。PID制御のお話も。 光センサーでズレを検知して修正するが、モーター出力の個体差があるので、モーターーエンコーダ角度制御でも補正してやるとうまくいくらしい。最近はこの辺の制御やることもないので、なんだか懐かい気持ちになったLT。

開発者向け勉強会に使えるスペースができました (@nkzn)

もっとライトに新潟開発者向けの勉強会を開きたい。が、新潟市だと割とお金がかかる。駅から近い、利用許可がフットワーク軽い、お金がかからない、ネット回線、etc…が必要。ウォーターセル株式会社1F アグリノートカフェを勉強会向けに開放するらしい。基本的に祝休日のみで、開発者の勉強会orハッカソン、ウォーターセル社員が参加者にいることが条件らしい。今度機会を見つけて、遊びに行きたい。

草を回避するゲーム (@jewel_x12)

裏東京ゲームショウ2013 in 長岡レポート。かつて、突然死ぬゲームやPythonが主人公のシューティングゲーム等、なかなかユーモラスたっぷりなゲームを作ってきた@jewel_x12さんが、最新作のデモを公開。「草不可避」と言葉があんまり好きじゃなく、wwwwの雰囲気を大事にしたいらしい。「草避ける気はあるのか?努力しろ社会は厳しい」。Backbone.jsを使って上から降ってくるツイッターのTLに現れる草を避けるブラウザゲーム。正式版公開が待ち望まれる。

電流と人間 (@moznion)

はてなサマーインターン2013により得られた見解(はてななんも関係ないよ!)。 エンターキーによる騒音被害を軽減するためにエンターキーを押しにくくする必要あり。 人間の電流に対する恐怖心は強いのでエンターキーに電流を流そう!という発想はなかった。実際に使ってもらったら騒音被害が減った。なぜならCtrl+Mを使い始めたから。その発想はなかった。次はデプロイ失敗で電流とかが目標らしい。

テストレベル? (@two_pack)

コンポーネントテスト、統合テスト、システムテスト、受け入れテスト
人や組織によっていろいろな呼び方がある。違いがあることを許容しましょう。同じ言葉で話すこともできるって素晴らしいですね。JSTQBシラバス読めとのこと。 ここの用語集便利そうなのでとりあえずブックマークした。

近況報告 @upinetree

東京の某社に転職が決まったらしい。おめでとうございます。何故転職?という話から、前の会社でよりよい環境のためにやったこと、うまくいったこと、わかったことのお話。環境を変えるための大変さを改めて実感。自分にも活かせそうなお話もあった。

NDS33のまとめ

今回はテーマ的にプログラマ向けのハンズオンが主でしたが、なかなか充実した内容で楽しめました。新しい言語を触って新しい概念を学ぶと、普段使ってる言語での書き方も良くなることが多いので、積極的に他の言語の考え方も取り入れていきたいです。 次回のNDS34はおそらく日程的に参加は厳しいですが、次々回やその次あたりは東京行く前に参加しておきたいです。